コラム

第二十話 『人の振り見て我がふりしない!』

ここ1週間に相次いで似たようなことを耳にした。どちらも傲慢で怠惰なことだし、そうならないように気をつけているつもりだ。しかしながら、もしかしたら人生のどこかで無意識にしてしまっていなのでアルバ、あらためるつもり綴ってみる。こういう大人はGOB…

第十九話 『調子に乗ってしまった。』

いきなりだが、ボクは年始より年末が大好きだ。ちょっとはしゃいだ感じと静まり返った混沌とした空気感がたまらない。今回は、28日に仕事を終えて年明けまでの3日間に起こった出来事を綴ってみる。以前のコラムにも書いたように、調子に乗ると必ずしっぺ返…

第十八話 『今晩の献立』

今晩の献立は決まっている。まだ作ってはいないが、数日前のいま書いてるこの瞬間にメニュー確定。きっかけは、うちの副主宰とのたわいない会話から巡り巡って辿り着いた。さて美味しくできあがっているのか、ボクも楽しみでしかたがない。初めて作る料理だ…

第十七話『お菓子と駄菓子』

『昭和50年男』という雑誌を知っているだろうか。隔月発売の雑誌で、毎号ひとつの特集を深掘りしていくカルチャー誌。今月のタイトル<オレたちに元気をくれたお菓子>を読んでいろいろと考えさせたれた。昭和40年代生まれのボクだが、雑誌を通じて懐か…

第十六話『密かな贅沢』

寒さも最高潮に厳しくなってきた。実際、書こうかどうしようか迷ってはいたものの季節感を無視する出来事があったので、一緒に寒くなっていただこうというのが今回のコラム。ご注意を。 「勘違い。」 仕事を終えた時刻は朝の7時半、すっかり冷え込む朝の時間…

第十五話『コーヒー&シガレッツ』

『コーヒー&シガレッツ』と聞いて、ピンとくる人はかなりの映画通。 ジム・ジャームッシュ監督が、18年にわたって撮り溜めてきた短編映画集。コーヒーとタバコを挿んで繰り広げられる11のエピソードは、多彩な人間模様を映し出す。…

第十四話『プチマイブーム』

はてなブログにひさびさ登場の「じろうの道草」。勢いよく書き始めたものの、お題はなんともただの日常の出来事。今回は、ほっこりも感動もなにもないと先に伝えておこう。書いている本人が、今の時点でどうしようか迷走しているのだから、とりあえずは見切…

第十三話『なべ焼きうどん』

ここ数年「町中華」なんて言葉が定着し、メニューの多さとノスタルジックな店内の居心地の良さが見直されている。ボクとしてはうれしい限り。ひとりでどれだけ行ったことか。 同じく双璧をなすジャンルといえば「町のおそば屋さん」。藪、更科、砂場のような…

第十二話『お宝探し!』

なんて良い響き。現実的ではないものの、似たようなことがあったら人を虜にしてしまう魔法の言葉。金の採掘で賑わった19世紀のカリフォルニア<ゴールドラッシュ>も人々を魅了し狂わせた。そこまでではないが、ボクが没頭していた『お宝探し』の話をしよ…

第十一話『ボクの町が消えた!』

”目を疑う” ~見間違いではないかと疑うほど、そのモノゴトが信じられないさまを意味する~ 毎日生活をしていて、驚きって起こってほしいとは願えどそうそうあるものではない。そんな”目を疑う”衝撃的な出来事が起こってしまったのだ。信じられない事実を目…

第十話 『好きなこと、嫌いなこと ~嫌い編』

ワンマンコラム『じろうの道草』。第九話から続いて今週は『~嫌い編』。「自分のことを、実は自分が一番知らない」というところから、まずは自分の好き嫌いを書き出して自己分析してみるという二週にわたる続き題材。今週初めてみるヒトのために一応書いて…

第九話『好きなコト、嫌いなコト ~好き編』

日曜日のワンマンコラム『じろうの道草』。「自分のコトを、実は自分が一番知らない」なんて言葉をよく聞く。人からどう見られてるとか見られたいとか、なんか思春期に悩みがちなフレーズ。さすがにそういう思考はなくなった。歳をとることで得られる特権で…

第八話『点を結んで、線とする』

最近の『じろうの道草』コラムで昔話が続いたこともあり、未来にについて書いてみたいと筆を走らせてみる。過去の出来事はそのままを書けばいいのだが、まだ起こっていないことはどうしたらいいのか。とりあえず書く。「昨今」 今年もあと1ヶ月ちょい。20…

第七話『いま、なにやってんだろう? 其の弐』

ヒトとの出会いって、1年間でどれだけあるものなのか。 お店のヒト、落としもの、ぶつかったなどで一瞬会話したヒトなども含めると、莫大な数になるだろう。そのようなとあるひとりの女の子。いや女性の話。第六話の冒頭に綴った、携帯の写真フォルダーを見…

第六話『いま、なにやってんだろう? 其の壱』

iPhone13が発売された。ボクが使っているのは、iPhone10 Pro Max。2、3年前のものだけど、いまのところまったく不便はない。しかしながら、こういう職柄もあってか、カメラ機能だけはあげておいたほうがいいかなとも感じている。そんなこんなで、過去の写真…

第五話 『黄昏、すーさん!』

コロナ自粛が始まって、そろそろ1年半ぐらいだろうか。当初は、『コロナになった!』なんてことになったら、犯罪者扱い。報道なんかでも、過剰に悪者扱いして、バイオハザードの世界に飛び込んでしまったかのようだった。今では、『with コロナ』なんていう…

第四話 『都会の妄想』

夏が苦手なボクとしては、秋の長雨に喜び、うろこ雲に目を奪われる。キンモクセイの香りなんかしてくるようなら、秋のフルコースが完成する。なんなのだろう、この感じ。きっと今も昔も変わらない、普遍的なものに触れるとどこかスイッチが入るようだ。 「江…

第三話 『ペヤング ソース焼きそば』

『日曜のワンマンライブ』などと謳ってしまってる手前、今回はラジオばりにライトに、たわいもない話をしよう。共感などまったく望まない、あくまでボク目線の一方通行。 お題は『ペヤング ソース焼きそば』(以下、『ペヤング』) こんな堂々と語っていい日…

第二話  「小粋」「シャレ」「ファッション」

『ファッション』 という言葉を聞いただけで、ワクワクする人もいれば、拒絶反応をおこす人もいることだろう。歳を重ねるにつれて、『ファッション』に興味が薄れていくのはわかる気がする。「ファッションってなんぞや!」 長年業界に携わってきたけど、『…

第一話 『はかどってしかたがない』

文章を書く。考えゴトをする。悩む。ボクの主な仕事は、だいたいこんなところ。無音は、ちょっと寂しい。ラジオは大好きだから会話に持ってかれてしまうし、歌詞のある音楽をかけると、聞き入ってしまって集中しきれない。学生時代からモヤモヤしながらずっ…